新日鐵住金株式会社 名古屋製鐵所

2012年1月1日

一貫製鐵所ゼロエミッション化に向けた
総合イノベーション事業

連絡先

新日鐵住金株式会社名古屋製鐵所 エネルギー・資源化推進部 資源化推進室
東海市東海町5-3 TEL:052-603-7050 nagoya.info@jp.nssmc.com

受賞のポイント

再生利用が困難とされていたスラッジ類の完全リサイクル技術を開発・実用化し、それを基に「一貫製鐵所ゼロエミッション体制」を確立したことで、自らの削減はもとより、鉄鋼業を始めとする幅広い業界への波及効果が期待できると高く評価された。

概要

当所は㈳日本鉄鋼連盟や、国の指針のもと循環型製鉄所を目指し、製鉄設備を最大限活用し、以下の主要リサイクル技術開発・実用化に総合的に取り組み、一貫製鉄所ゼロエミッション体制を確立しました。

[主な開発・実用化技術]

1.年間数千t発生するリサイクル困難な水処理スラッジの完全リサイクル化

○冷延メッキ排水処理スラッジ完全リサイクル化

○石炭焚発電所脱硫排水処理新水処理技術を開発・実用化
(発生量半減、完全リサイクル化)

2.さらなるゼロエミッション推進:省エネ推進

○含油スカム・スラッジを燃料化し、焼却炉の大幅省エネを実施

3.現場の地道な活動によるゼロエミッション推進

○これまで埋立処理となっていた圧延ロール研削屑を液切り強化で特殊鋼スクラップリサイクル化

先駆性・独創性

○冷延メッキ排水処理スラッジ完全リサイクル化
冷延メッキ排水処理スラッジ完全リサイクル化

○石炭焚発電所水処理スラッジ量大幅減容化
石炭焚発電所水処理スラッジ量大幅減容化
○含油スカム・スラッジ全量燃料化
含油スカム・スラッジ全量燃料化

環境負荷低減効果

ゼロエミッション推進と天然資源使用抑制及び省エネ推進に関して以下の成果をあげて います。

埋立て量比推移

1)リサイクル率向上: スラッジ類減容化・リサイクルによる埋立量削減他でリサイクル率99.9%のゼロエミ体制確立

2)天然資源使用抑制(スラッジ中鉄分回収): 含鉄ペレットリサイクル化で約5千t-Fe/年規模の鉄分回収で鉄鉱石使用量削減

3)省エネ(省CO2): 焼却炉補助燃料を従来の1/4まで削減し、大幅な省エネ・省CO2を達成。