株式会社ホウスイ

2010年1月1日

リサイクル材90%以上使用した高保水性緑化基盤材
「どこでも緑化マット」

連絡先

株式会社ホウスイ 総務部
岡崎市岩津町檀ノ上97-1 0564-45-2738

受賞のポイント

高い保水性能を付与した薄くて軽い緑化基盤材を開発したことにより、緑化面積の拡大を通じて、都市型洪水の緩和やヒートアイランド現象の抑制に対する効果が期待できる点が評価された。

概要

吸水性樹脂を含んだ「どこでも緑化マット」(写真-1)は、吸水性樹脂本来の吸水・排水能力を最大限に発揮し、耐踏圧性能を持たせた製品である。吸水性樹脂には植物に適した吸水排水を繰り返す製品を使用した。高保水量・高保水力の効果を有することから、雨水の有効利用や薄層・軽量化が実現できたことにより、今まで荷重制限のあった既設建物の屋上の全面緑化が可能となった。緑化可能面積が増加すれば都市型洪水の緩和やヒートアイランド現象の抑制にも効果を発揮する。

先駆性・独創性

写真-2

①保水力の高いといわれている従来型の緑化基盤材でも、最大に保水してから4日経過後の保水量は容積の約50%まで減少するが、「どこでも緑化マット」は4日後でも緑化基盤材容積の約70%保水している。

②従来の緑化マットは持ち上げると緑化基盤内の水が流出したり、折れ曲がったりしていたが、「どこでも緑化マット」は軽量・保水力のある板状成型品であり、水が流れ出にくい構造となっているため縦面緑化にも使用できる。
(写真-2)

③従来の緑化マットは緑化基盤材の下に水が滞水するため排水層を必要としていたが、「どこでも緑化マット」は吸水機能(種類により5~20㎝緑化基盤材底面の水を吸い上げる)が高いため、排水層は不要である。

④保水能力低下の際は、吸水性樹脂を含んだ液状保水剤を充填すれば、保水能力は回復する。

環境負荷低減効果

写真-3

①高保水量(約700ℓ/m3、人工軽量土壌は約100ℓ/m3)により屋上やベランダ付近の芝緑化が容易に行え、潅水のメンテナンスは夏期以外ほぼ不要になり、雨水を有効に利用できる。

②芝を植生した場合、外気温35℃、芝面40℃、スラブ面47℃の時、「どこでも緑化マット」の底面温度は28℃と表面温度の上昇抑制効果がある。(図ー1)

③ポリプロピレンや無機繊維を原料とするリサイクル材を90%以上使用している。

④保水機能が低減した場合は液状保水剤を充填すれば機能が回復する為、「どこでも緑化マット」自体の再利用が可能である。