おかえりやさいプロジェクト

2016年6月28日

おかえりやさいプロジェクト

連絡先

おかえりやさいプロジェクト http://okaeri.n-kd.jp/
名古屋市中区三の丸3-1-1名古屋市環境局資源化推進室内 052-972-2390(平日のみ)

受賞のポイント

多様な主体と協働のもと、スーパー等の食品生ごみを堆肥化し野菜の栽培に活用することにより食品資源循環の環を構築し市民に可視化したことは、資源循環型社会の形成と環境意識の向上に大きく貢献するものと評価された。

概要

おかえりやさいプロジェクトは、スーパーや学校給食、ホテルやレストランなどの生ごみを堆肥にリサイクルし、その堆肥を使って育った野菜やお米を「おかえ りやさい」としてスーパーや学校給食、生協、ホテル・レストランなどに戻す、生ごみの循環利用を推進する取組である。また、事業者が行っている生ごみリサ イクルの取組を消費者に可視化し、市民の生ごみ循環利用の意識を高めることを目的にしている。
可視化のための様々な講座の開催、青空市などへの出展、段ボールコンポスト講座の開催、商店街でのコミュニティでの生ごみ循環の支援などを行っている。

おかえりやさい概要図

先駆性・独創性

おかえりやさいは、生ごみをリサイクルすることで、可燃ごみの減量に寄与している。また、愛知県及び近隣で生産された地産地消かつフードマイレージの短い低環境負荷野菜である。
おかえりやさいプロジェクトには、生ごみ循環に関わるアクターが参加している。この産官学民の協働の取組であることで、行政だけでは難しい(例えば生ごみリサイクル堆肥を農家に普及させる、 「おかえりやさい」を小売業やレストランに紹介して売ってもらうといった)プロセスをつなげたところに、独創性がある。同業他社の小売業が参加して、共通ブランドである「おかえりやさい」を売るという取組は、全国でもおかえりやさいプロジェクトだけである。近年は、家庭やコミュニティでの段ボールコンポストなどによる生ごみの発生抑制も進めている。

啓発効果

おかえりやさいプロジェクトでは、市民への普及啓発のためになごや環境大学の講座として年数回の「おかえりやさい」を巡るバスツアーや試食会、商店街訪問、座学講座を実施している。
2009年からは名古屋市の学校給食「みんなで食べる『なごや産』の日」のメニューとして年に2回提供され、献立表にはマスコットの「おかえりぼーや」が載っている。
また、2012年度から、名古屋市農業センターでも「おかえりやさい」をつくり始めたのにあわせて、農業センターに社会科見学に訪れる小学生への環境教育プログラムを提供したり、段ボールコンポスト講座を開催している。ツアーなどはテレビ等で報道されることもあり、その他HPやFacebook、チラシなどの媒体を利用して地道な普及啓発活動を行っており、着々と「生ごみ循環の環の見える化」を進めている。こうした取組が環境省に評価され、平成27年度環境白書に掲載されている。

「おかえりやさい」の生産
「おかえりやさい」の生産

農業センターでの収穫
農業センターでの収穫

「おかえりやさい」の販売
「おかえりやさい」の販売

レストランでの提供
レストランでの提供