豊田鉃工株式会社

2016年6月28日

人と環境にやさしい好触感な自動車内装部品の開発

連絡先

豊田鉃工株式会社 http://www.tiw.co.jp
豊田市細谷町4-50 0565-26-1958

受賞のポイント

自動車内装部品の表皮に独自に考案した微細な凸型形状を直接成形するとともに接着工程を不要としたことにより、工程短縮と製品のリサイクルを実現したことは、環境負荷の低減と資源循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

概要

従来工法

ウレタンフォームの表面を炎で溶融し、様々な生地等の表皮材と熱溶着させる「フレームラミネート加工」を行い、その後に目的の形状に裁断する。(お客様の 好みの触感は、主に表皮とウレタンフォームの特性で実現する。)裁断の歩留まりは、形状にもよるが、50%程度で、裁断された残りは廃棄する。

従来品と開発品の比較

開発品

  • 目的形状の表層材に目的の触感を実現できる材料特性(裏面形状、表皮の粗さ、材料成分など)を付与する技術と、表層材と基材を接着剤レスで組付ける技術を融合した。
    お客様の好みの触感を表現するため、触感を定量化して求める触感の部品構成と材質を科学的に究明した。

部品構成図と説明

  • 微細凸形状の配置と角度を変更することにより、硬軟感をコントロールができ、材料成分や配合比で、やわらかさとさらさら感を併せ持つ表皮材を開発した。

材料特性

先駆性・独創性

内装部品の形状と特性

自動車の内装部品では、ハニカム状に微細凸形状(とよとつ形状)を斜めに配置して目的の触感を実現することは世界初である。

環境負荷低減効果

  • 熱溶着における熱エネルギーや接着剤がゼロ
  • 廃棄時にリサイクル可能
  • 裁断残材ゼロ
  • 製造時のCO2排出量を1/3に削減