プールス株式会社

2017年7月24日

環境にやさしく衛生的な自動おしぼり製造機の製造販売事業

連絡先

プールス株式会社 http://www.purus.jp/
豊橋市下地町字天神34番地2 0532-56-1351

受賞のポイント

環境面・衛生面を考慮したおしぼりを提供することができる自動おしぼり製造機を開発し、水使用量や消費電力の大幅な削減を実現したことは、環境負荷の低減に大きく貢献するものと評価された。

概要

プールス株式会社は、多様化するマーケットニーズに沿って、利便性、安全性と共に環境に配慮した、唯一国産の自動おしぼり製造機「プールス」を開発した。プールスはワンタッチで除菌された温かい使い切りおしぼりをその場で提供する機械で「除菌タオルディスペンサー」ともいうべきものである。布おしぼりのようにリサイクル使用のための洗浄は不要であり、洗剤や洗浄用水が不用となるほか、包装用ビニールを使用しないのでプラごみを発生せず、環境負荷低減に資する機械である。感染症対策には使い切りおしぼりが望ましいとされており、安心・安全で衛生的なプールス製おしぼりは、多くの医療・介護施設等に導入されており、最近では、トータルコストの観点からも評価され、飲食店、アミューズメント施設、一般オフィスにまで採用が広がっている。
全国の販売実績は、2016年9月末現在、3,537機関、15,550台である。

プールス専用除菌液・ ロール紙
プールス専用除菌液・
ロール紙

除菌タオルディスペンサー 「プールス」
除菌タオルディスペンサー
「プールス」

先駆性・独創性

プールス使用用途

国産技術により環境負荷の小さい自動おしぼり製造機を開発・普及したことに先駆性・独創性があるが、それを実現した技術面での優位性は以下のとおりである。

  • プールスはロール紙を搬送するベルトと反転リングを直線セットして逆方向に回転させると同時にベルトとリングの間隔を可動式にすることによって、布おしぼりと遜色のない厚手おしぼりを可能にした。
  • プールス専用ロール紙はユーカリ、アカシアの間伐材を原材料とし、環境にやさしい素材である。
  • 医療・介護施設等での高度な衛生管理基準に対応すべく専用除菌液を開発した。除菌されたおしぼりを即時製造するため衛生的である。
  • ユーザー側でおしぼりが滞留する時間がない。したがって保温器と保温のための電力が不要、かつ雑菌等が繁殖する恐れがない。
  • 使用目的に応じて、長さ、水量が調節可能であり、1本から連続製造まで対応し、ロスがない。

環境負荷低減効果

日本のおしぼり市場は約1千億円といわれているが、その約8割がリサイクル使用される布おしぼりである。年間約80億本のおしぼりがリサイクルされている(おしぼり全体の市場規模から試算)ことになるが、使用される洗浄用水、電力、配送のための燃料使用量を標準的な家庭用洗濯機のデータをベースに試算すると、洗浄用水1.0億kl、電力18億kWh、燃料8万klとなる。このように布おしぼりは環境負荷を与えているが、プールスはそれと比較してそのような環境負荷が小さい。

プールスおしぼりと従来おしぼりの環境性能比較表
 プールス紙おしぼり布おしぼり
原料 ユーカリ・アカシア間伐材+天然植物抽出エキスであり、環境負荷が小さい 化学繊維+エタノール系溶液であり、環境負荷が大きい 化学繊維+洗剤・塩素であり、環境負荷が大きい
使用電力 加熱用電力のみ 加熱用電力のみ 加熱用電力に加え洗浄のための電力が必要
水資源など 湿り気のためのみ 湿り気のためのみ 洗浄のための水、さらに洗剤が必要になる