森林公園ゴルフ場運営株式会社

2018年7月25日

地域とともに育む「里山と共生するゴルフ場」をめざして
~愛知県森林公園の自然の保全・育成と環境教育の実践活動~

連絡先

森林公園ゴルフ場運営株式会社 http://www.shinrinkoen.com/
尾張旭市大字新居5182-1
0561-53-3993

受賞のポイント

運営管理するゴルフ場を広く県民に開放し、希少動植物が生息する環境を生かした様々な里山保全活動と環境に配慮したコースづくりを進めたことは、環境意識の向上と環境負荷の低減に大きく貢献するものと評価された。

概要

森林公園ゴルフ場
森林公園ゴルフ場
里山づくり活動目的

  • 森林公園ゴルフ場運営株式会社は、2007年4月に愛知県からPFI事業※の第1号としてゴルフ場運営を移管され、基本方針の「里山との共生」に基づき環境活動を開始。有識者や専門家、地域住民の意見を集約し里山活動を運営してきた。市街地近郊に位置し、県民に開かれたパブリックゴルフ場であることが特徴である。
  • 2008年には、ISO14001認証を取得し、本来事業の運営においても、コース管理にて薬剤使用量の低減に努めるなど環境活動を展開している。
  • 2009年に有識者との里山合同会議を開催し「里山活動」の基本方針、年間活動計画、活動目的等を決定し、これまで9年にわたり里山活動を継続している。

※ PFI事業…プライベート・ファイナンス・イニシアチブの略
                   民間企業の資金や経営ノウハウを活用し、公共施設としての価値、サービスを大きく高めること。
                   当該事業は愛知県として第1号の取組。ゴルフ場を対象にしたPFI事業としては全国初。

先駆性・独創性

環境にやさしいコースメンテナンス

環境にやさしいコースメンテナンス

自然環境を保護するためのコース管理では、独自の肥培管理を考案し、有機肥料を使用した「土作り」を基本に考え、薬剤に頼らず耐性のある芝に仕上げることで薬剤使用量を低減させ、コースのクオリティも高くなっている。

里山づくり活動

広く県民に開放し、自然との触れ合いを深める様々な環境活動を行っている。

自然観察会 自然環境保護育成活動

里山市場 夏季キャンプ

啓発効果

シデコブシ
シデコブシ
シラタマホシクサ
シラタマホシクサ

  • 自然観察会の参加者は、回を重ねるごとに生物多様性について考えるようになっており、伊勢湾を囲む地域にしか見られない希少植物であるシデコブシ等の保護育成活動への参画意識が高まっている。この保護育成活動により湿地が復元し、絶滅しかけていたシラタマホシクサやヤマドリゼンマイの生育範囲が拡大しており、COP10で示された生物多様性維持の活動に貢献している。
  • 「夏季キャンプ」では、親子でゴルフ場内の森林を夜間・早朝に探索し、動植物の自然の営みを観察するなどの貴重な体験の場を提供し、指導員から講義や葉脈標本作りの指導を受け、自然に対する知識や興味関心が高まっている。
  • 自然環境を考慮したコース管理の結果、薬剤使用量が減り、自然にやさしい「ECOなゴルフ場」となっており、今後、ゴルフ場選びのキーワードとして「ECO」が新たに加わることを期待する。