豊田市立滝脇小学校/つばさと根っこの会/滝脇小学校 地域学校共働本部

2019年8月8日

学校を核とした地域の宝づくり~半世紀以上にわたる地域と連携した愛鳥活動(知る・守る・広げる)の実践~

連絡先

豊田市立滝脇小学校 http://www2.toyota.ed.jp/swas/index.php?id=s_takiwaki
豊田市滝脇町切石洞18-1
0565-58-0252

受賞のポイント

学校周辺の豊かな自然を生かし、愛鳥活動を中心とした環境保全活動を長年にわたり連携して取り組んだことは、地域の自然環境保護に対する意識の向上と地域活性化に大きく貢献するものと評価された。

概要

愛鳥モデル校

滝脇小学校は、豊田市松平地区に位置する全校児童37名(2018年度現在)の小規模校である。1966年に愛知県から「愛鳥モデル校」(現在は「野生生物保護モデル校」)の指定を受けて以来、「愛鳥活動」を教育課程に位置づけ、半世紀以上継続して取り組んでいる。

小規模特認校

2005年頃から、児童数の大幅減少により学校の存続が危ぶまれる状態になったが、それが滝脇小学校、滝脇学区の良さを見直す機会となリ、学校存続と地域活性化を目的とする「つばさと根っこの会」を2009年に立上げた。2010年度より「小規模特認校制度」実施校となり、国内屈指の鳥の学校として豊かな自然の中、小規模校の特色を生かした教育を行っている。

※小規模特認校制度…豊田市内の小学校に在籍する児童であれば、現在の住所のままで一定の条件のもと小規模特認校に指定された小学校に入学・転入できる制度

愛鳥活動における連携

滝脇小学校、つばさと根っこの会、滝脇小学校 地域学校共働本部が連携して愛鳥活動に取り組んでいる。

先駆性・独創性

校区の特性を生かした活動

学校の周辺は鳥獣保護区であり、校区の豊かな自然から学ぶことができる体験的活動を行っている。

知る!守る!広げる!活動

2008年度より、「知ろう! 滝脇の自然」「守ろう!私たちの森」「広げよう!地域へ」のテーマを設定し、知る・守る・広げる活動の3本柱を軸に、子どもたちのESDと地域活性化を両立している。

地域連携

学校と地域が一体となった活動を展開し、地域の宝づくりとして愛鳥活動を行っている。

啓発効果

校区内外への発信

「滝っ子まつり」は2018年で9回目の開催となり、例年、延べ400名程の来場者に愛鳥リーフレットの配布や子どもたちによる愛鳥活動の取組発表を行っている。また、豊田市環境学習施設や松平交流館に愛鳥活動を紹介するコーナーが設置されており、環境保護意識を高めることに貢献している。1975年以降、愛知県野生生物保護実績発表大会にて継続して成果発表を行っており、それをきっかけに市外の学校との交流にもつながっている。

児童数の増加

「鳥の学校滝脇小学校」として地域と共に魅力を発信し、通学を検討する保護者の来校者数が増えている。毎年、小規模特認校制度による児童を6名程受け入れており、児童数は最低時の3倍まで回復した。

地域活性化

滝脇小学校の愛鳥活動を核とした教育活動、学校と地域の協力体制により、学校の存続が保たれているだけでなく、誇れる地域、魅力ある地域になっている。地域への愛着と誇りをもつ住民が増えることで、地域の活性化にもつながっている。