東邦ガス株式会社

2020年8月3日

スマートタウン「みなとアクルス」の開発

連絡先

東邦ガス株式会社 http://minatoaquls.com/
名古屋市熱田区桜田町19番18号
052-872-9606

受賞のポイント

再生可能エネルギーや未利用エネルギーを活用した独自の熱電併給システムを構築するとともにエリア全体のエネルギーを最適管理することにより、環境に配慮した先進的なまちづくりを実現したことは、環境負荷の低減と低炭素社会の形成に大きく貢献するものと高く評価された。

概要

  • 名古屋市港区にある自社の港明工場跡地(約33ha)で、「人と環境と地域のつながりを育むまち」を開発コンセプトに掲げ、「環境への配慮」「防災機能の強化」「にぎわいと交流の創出」といった地域の社会的な課題の解決に向け、スマートタウンの開発を進めている。
  • エネルギー・環境面での先進的な取組や、地域防災に資する災害に強いまちづくり、多様な都市機能の集積と水辺の活用により、にぎわい・交流を創出する拠点として地域活性化を進め、環境調和型社会の実現と地域の発展に寄与することを目的としている。
  • 「みなとアクルス」は、都市再開発において中部圏初となるCEMS※1を使い、再生可能エネルギーや未利用エネルギーを活用した先進のエネルギーシステムをコントロールし、まち全体のエネルギーを一括管理することで、環境負荷を低減している。

※1 CEMS(Community Energy Management System)…地域全体のエネルギー管理システム

みなとアクルス

スマートエネルギーシステム構成図

先駆性・独創性

  • 本エリアは、電力需要や熱需要の高い施設が集積するため、熱電併給システムによりエリア内の各施設に電力・熱を一括供給し、省エネルギーやCO₂削減を図るとともに、エリアの強靭化のため、複数の電源の確保、自営インフラを用いたエネルギー供給により、災害時の電力・熱供給を継続する。低炭素性・災害対応性を両立させる都市型モデルとして普及貢献を目指す。

 最適なエネルギーミックスの実現など

※2 NAS電池…大容量、高エネルギー密度、長寿命を特長とする電力貯蔵システム。

※3 DCP…District Continuity Plan(地域活動継続計画)。災害時に地域全体で事業を継続するための計画。

環境負荷低減効果

  • スマートエネルギーシステムにより、エネルギーの供給側と需要側双方で省エネルギー・CO₂削減の取組を進めることで、国内最高水準の省エネルギー率40%、CO₂削減率60%(1990年比)を実現。
  • その他、エリア全体で緑化率25%を確保することによるヒートアイランド現象の緩和、在来種を中心とした緑地づくりによる生物多様性保全、環境学習を目的としたエコツアーを通じた次世代層の環境意識啓発、低公害車向けガス充填施設による運輸部門のCO₂削減など、環境に配慮したまちづくりを推進している。

エネルギーシステムの効果