名古屋大学 都市の木質化プロジェクト、錦二丁目まちづくり協議会・都市の木質化プロジェクト、MOKKO 木材・木造建築物学生会

2020年8月3日

森-街連携による都市の木質化プロジェクトとその成果を活用したESD活動

連絡先

名古屋大学大学院 生命農学研究科 森林・環境資源科学専攻 木材工学研究室内
https://www.agr.nagoya-u.ac.jp/~biomeng/toshimoku/
名古屋市千種区不老町
052-789-4147

受賞のポイント

都市部での木材利用を通じて、地域や世代を超えた様々な人が連携した森づくり・人づくり・街づくりに取り組んだことは、環境意識の向上や地域の環境活動の推進に大きく貢献するものと高く評価された。

概要

  • 「都市の木質化プロジェクト」は、持続可能な地域社会の構築を大きな目的として、森林と都市が抱える問題の本質的な意味と次世代構築について木材利用を通して考え、実践する取組である。
    農学・建築学をはじめとする多分野の研究者が実務者や地域のコミュニティーと協働し、木材に触れながら「森林を知り」「街を感じる」人の輪を拡げつつ、持続可能なシステム構築を模索している。
  • 都市部における木材利用をツールに、「(人も自然も活性化した)森づくり」・「(問題を共有し、解決に向かって行動できる)人づくり」・「(コミュニティ豊かな環境共生型の)街づくり」を取組の3つの柱として実践的に取り組んでいる。そして、当プロジェクトを通じて、学生向けの人づくりをESD活動へと発展させている。

都市の木質化を支える取組の3つの柱

先駆性・独創性

  • 地域、専門分野、職種、世代などの枠組を超えて様々な人が協働し、「地域林業の活性化」と「街づくり」を循環させることで、「楽しみながらの3づくり」を実行している。
  • 特に県内8大学の学部1年生から博士課程の院生までが活動するインカレサークル「MOKKO」は、「森を健康にする地域材の活用」を目指し、「構造物設計」、「DIY」、「木育」を行っており、その取組はESDプログラムそのものである。

拡がる都市の木質化プロジェクト

啓発効果

森づくり

都市における木材利用が評価されていることを、山間地側が認識することができ、未来の資源をつくる森づくりに貢献している。

人づくり

山間地と都市の住民、専門職、そして次世代の担い手となる学生が“森と街の未来は一体化していること"に気が付き、双方の連携が強化されている。

街づくり

都市での木材利用により環境貢献が見える化され、街づくりにおけるポテンシャル向上やコミュニティの活性化に繋がっている。

名古屋市中区錦二丁目に設置したストリート・ウッド・デッキとMOKKOによる木育活動