豊田鉃工株式会社

2020年8月3日

超高張力鋼板成形技術向上による自動車部品軽量化のグローバル展開

連絡先

豊田鉃工株式会社 https://www.tiw.co.jp/
豊田市細谷町4丁目50番地
0565-26-1212

受賞のポイント

加工が困難な超高張力鋼板を冷間プレスで成形する独自の技術を開発し、鋼板の加熱に使用するエネルギーを削減するとともに、自動車の軽量化による燃費向上に寄与したことは、環境負荷の低減と低炭素社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

概要

  • 豊田鉃工株式会社は、自動車骨格部品の製造において成形が困難とされた超高張力鋼板(1,180MPa鋼板)を使用するため、工程数を変えることなく成形を可能にする独自の冷間プレス成形技術を開発した。
  • 鋼板は張力が高くなると成形が難しくなり、キャンバーバック(反り)やスプリングバック(壁面開き)が発生すると共に、端末位置のバラツキが大きくなり品質が安定しない。成形シミュレーションと試作型の試行錯誤を繰り返し、冷間プレス成形技術を確立し、従来品より約14%の軽量化を実現した。
  • 開発した工法をグローバル拠点に展開し、国内とほぼ同数の部品を生産している。(国内:8車型、部品点数36点 海外:8車型、部品点数35点)

超高張力鋼板の自動車骨格部品への使用

先駆性・独創性

独自技術による超高張力鋼板の成形

例1.ドアの上にある骨格部品、例2.ドアの下にある骨格部品

環境負荷低減効果

  • 自動車走行時のCO₂削減:自動車の軽量化により燃費が向上するため19,218t-CO₂/年削減
  • 製造段階でのCO₂削減:冷間プレスに置き換えることにより鋼板加熱がなくなるため2,500t-CO₂/年削減可能