松山毛織株式会社

2020年8月3日

農業分野での脱樹脂化の一助となる天然繊維製資材(コットンネット)の実用化

連絡先

松山毛織株式会社 http://www.matsuyamak.com/
一宮市木曽川町黒田松山東南ノ切29番地
0586-86-2000

受賞のポイント

独自の繊維製品製造技術と防カビ技術を組み合わせた天然繊維製の家畜用飼料梱包ネットを開発し、使い捨てされる農業用プラスチックの削減に取り組んだことは、環境負荷の低減と資源循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

概要

  • 服地見本反製造の松山毛織株式会社は、独自の繊維技術により、家畜用飼料の梱包ネット(ラップネット)に天然繊維(木綿)を使用する「e-コットンネット®(イーコットンネット)」を開発した。
  • 従来使用されていた樹脂を大幅に削減でき、使用後は家畜の糞尿と混ぜて肥料となるため廃棄物にならず、家畜が誤食しても消化可能で安全に使用できる。また、放置した場合でも生分解性があるため環境負荷が少ない。

牧場で干し草を巻いたe-コットンネット®

先駆性・独創性

  • 現在、干し草などの家畜用飼料を梱包するラップネットは、大量生産が可能で低コストのポリプロピレンやポリエチレン製の化学繊維がほとんどである。
  • 当社が開発したラップネットは木綿100%であることから、家畜や環境に安心安全な製品であり、農業分野での脱樹脂化の一助となるものである。

従来製品とe-コットンネット®の差

環境負荷低減効果

農業分野での脱樹脂化の効果

  • 酪農農家から排出される樹脂使用の削減⇒廃棄物の削減
    樹脂製ラップネット(従来製品) 1本20㎏ : 年間100本使用(牛90頭の場合)=2,000㎏/年(酪農農家一戸当たり年間2,000kgの樹脂使用量減)
  • 焼却エネルギー、焼却時に発生するCO₂の削減
  • 今後は、この技術を野菜用マルチシートにも展開し、農業分野でのさらなる廃棄物削減、脱樹脂化に貢献する。

e-コットンネット®(出荷前)