株式会社丸繁製菓

2020年8月3日

「食器もパクパク!」 美味しい脱プラの事業化

連絡先

株式会社丸繁製菓 http://www.marushige-icecone.com/
碧南市塩浜町2丁目51番地
0566-43-4332

受賞のポイント

独自の製造技術により耐水性などを備えたおいしく食べられる食器を開発し、使い捨てされるプラスチック製容器の使用量削減に取り組んだことは、環境負荷の低減と資源循環型社会の形成に大きく貢献するものと評価された。

概要

  • 世界全体で海洋プラスチック問題がクローズアップされており、使い捨てのプラスチック容器に代わる環境にやさしい素材への対応が早急に求められている。
  • アイスモナカの皮を製造する株式会社丸繁製菓は、2011年、その技術を応用し、パリパリした食感と耐水性を備えた食べられる食器「e-tray(イートレイ)」を開発した。プラスチックごみを減らすエコ商品として注目され、海外からの引き合いや問い合わせも多くなっている。
  • 多数の入場者が見込まれるイベント会場の出店等で、プラスチック製容器の代替として使用されることにより、プラスチックごみの削減に貢献している。

食べられる食器「イートレイ」の活用例

先駆性・独創性

  • 食べてもらえないとごみは減らないことから、好食感で美味しい可食容器を開発し、また、盛り付ける食材との調和を楽しめるように、様々な色や味付けのものを製造している。食事後に容器も食べることでごみの発生を抑制することが可能となる。
  • 栄養素や食物繊維を添加するなど、より多くの人に利用してもらうための商品開発も行っている。
  • イートレイは高い耐水効果や強度があるが、原材料がジャガイモのでんぷんであるため、万が一、捨てられた場合でも時間の経過に伴ってでんぷんが糊化・分解する。

独自の製造技術

  • ジャガイモのでんぷんを主原料として独自に調合し、本製品の製造用に開発した金型焼成機により、190℃程度の高圧高温で成型・焼成する。
  • でんぷんの粒が気泡に密着し、表層のみ固く、中間部は気泡が荒い二重構造であるため、表層は液体(ソース等)が染み込み難い耐水性を保ちながら、硬すぎない好食感となっている。
  • 表面形状に凹凸を作り食べ物との接触面を少なくすることで、更に耐水性に優れた構造になっている。
  • えびせんべい味、オニオン味、とうもろこし味のほか、スイーツに調和する紫いも味などを開発し、盛りつける食材により使い分けができる。

紫いも味のイートレイの焼成作業、イートレイの断面、えびせんべい味のイートレイ

環境負荷低減効果

  • 使い捨てプラスチック容器から可食容器に替えることで、イベント等の会場において大幅にプラスチックごみを削減することができる。
  • 当該商品の技術を活用し、容器のみでなく「食べられる箸」も販売している。また、スプーン、フォークなどの商品開発を進めており、更なるプラスチックごみの削減を目指す。