2022年秋ドラマの「相棒Season21」は水曜9時テレビ朝日で放送中のロングランドラマ作品。
Season21では、主人公の杉下右京(水谷豊)と14年ぶりに帰ってきた初代相棒でもある亀山薫(寺脇康文)がタッグを組み難事件を解決していきます。
今回は、親の遺産を食いつぶしながら生きている独身の男性 堂島志郎(矢柴俊博)がメイン。
右京と薫が乗ったタクシーで見つけた血の付いたマフラーからストーリーが始まり・・・。
読めない展開に何度も驚くこと間違いなしの4話は、昔の相棒を思い起こさせるようなエンディングにも要注目です!
この記事では、あらすじ・ネタバレだけでなく感想もまとめています。
全話のネタバレはこちら
相棒Season21 ドラマ全話のネタバレとあらすじまとめ!見どころは?
4話のあらすじとネタバレ
カレーをどうしても食べたいという男
遺書と書いてある封筒を閉じ、ロープを準備する一人の男・・・。
準備を終えた男は、街をうつろ気に歩き、行きつけであろうショットバーにやってきてカレーを頼むが、バーテンダーにカレーはないと言われてしまう。
バーに右京(水谷豊)が入ってきて隣に座っても、男性は、金は払うからカレーがどうしても食べたいと言い張ります。
すると右京は、そんなにおいしいならぜひ食べたいから一緒に材料を買いに行きましょうと男を誘い、2人は買い出しに出ることに。
外に出るとその男は、期待させて申し訳ないけれど普通のカレーですよと右京に話した。
右京が、「最後の晩餐になるものはふとどうしても食べたくなるようなものかもしれませんね」と返すと、その男の表情が一瞬曇ったように見えたのだった。
右京と薫はバーにいた男を調べていた
話は右京が男のいるバーに入る前に戻る。
薫(寺脇康文)と右京は、美和子(鈴木砂羽)の料理を食べに子てまりへ向かうためにタクシーに乗りこんだ。
すると薫が足元に血液らしきものがついたマフラーが落ちているのを見つける。
運転手が言うには、最後に下した人は身なりのよさそうな男性で、途中でロープを購入したようだ。
その男の降りた場所へ向かう車中で薫は伊丹(川原和久)に電話し、青山付近で事件がなかったかと聞くが何もない!被疑者を捕まえることで忙しいんだと怒られ電話を切られてしまった。
薫は男をつけ、薫は聞き込みに
タクシーがその男の家の前にたどり着くと、偶然男が出てきたので、右京は男を付けることにし、薫はまわりで聞き込みをスタート。
聞き込みの結果、男の名前は堂島志郎(矢柴俊博)で資産家の両親が亡くなった後一人で住んでいるということが分かった。
その謎の男「 堂島」がバーに入ったところで右京はついていき、薫は堂島の行きつけのクラブで聞き込みを行うことになったということだったのだ。
堂島は金持ちで女遊びが激しい男
物語の最初につながり、右京と堂島はカレーの材料をスーパーで買っている。
その間も情報が薫からどんどん右京に入ってきていた。
薫が高級クラブで行った聞き込みによると、堂島はお金持ちだがとにかく女遊びがすごいらしい。
また2週間前クラブに勤める女の子とママが見たのは、堂島と若い女の子が楽しそうに街を歩く姿。
薫は男と女の痴情のもつれか?と疑い始めた。
堂島から情報を引き出すことに成功
買い物を終えバーへ向かう右京と堂島は道すがら雑談を始めた。
右京が、「バカな部下が青山の会社近くで事件があり聞き込みがあったけど何を話せばいいのかわからないと言っていた」と話し出すと、突然堂島は動揺し始めた。
堂島の興味を引いたことで、堂島がいた青山のカフェの名前を聞き出すことに成功。
堂島がカフェで会っていたのは男だった
薫は青山のカフェに行き監視カメラを確認すると堂島が会っていたのは女ではなく男。
どうも女をめぐるもめ事があった様子で、堂島は男にカバンを渡していた。
由季の部屋で手紙と婚姻届けを見つけた薫
薫が、カフェで見つけた紙に書いてあった「西村由季」の家に行くと出てきたのは大家。
由季という女性は、金髪の怪しい男と住んでいたが突然退去することになったらしい。
薫が残った荷物をあさると、その中から見つかったのは手紙と婚姻届け。
婚姻届けには久保早苗と堂島志郎の名前があった。
そして手紙は、亡くなった母親からとみられるもので「あなたの実の親は堂島志郎です」と書いてあったのだ。
クラブのママは堂島を心配して薫の後をつけた
薫をつけていた謎の女は堂島に聞き込みに来た薫が早稲田にあるアパートで何やらしていることを電話で報告。
堂島が電話で話している内容を聞いた右京は誰かにつけられていませんか?と薫に聞き、薫がその女に話をしようとしたにおりるとなんとそれは聞き込みに行ったクラブのママだった。
薫はひとまずママに刑事の勘違いだったと堂島にメールを送らせた。
話しを聞くと、クラブのママは、ある日幸せそうに歩いている堂島と若い女を見かけた。
自分と昔関係のあった堂島が誰かと楽しそうにいる。そのことで一緒にいる女に興味がわいたという。
気になって調べたところその女性が早稲田のスナックで働いている子で、しかも前科のある菊池という男と付き合っているということを突き止めた。
堂島がカフェで揉めていた男がその前科のある男 菊池。
しかもその男は捜査一課が現在追っている被疑者だという。
チャップリンの「街の灯」は悲劇だという堂島
バーでは右京、堂島、バーテンダーの充(永村航希)は壁に貼ってあったチャップリンの「街の灯」という作品のポスターを見て話をしていた。
右京はこのチャップリンの話は解釈が分かれると話し出す。
堂島は、裕福な男性に助けられたと思っていたが、目が見えるようになった女性はその男性がホームレスだと気づいたなんて悲しい話だという。
そんな二人がうまくいくはずはないと堂島は悲観的だ。
しかしバーテンダーはハッピーエンドだと思うけどなという。
堂島の過去
堂島は幼いころ両親に捨てられ、子宝に恵まれなかった裕福な養父母に引き取られた。
養父の経営する父の会社を継ぐための存在だったのだ。
しかし堂島はある女性と恋におち、家をでて二人で暮らそうと店も始めた。
養父母は猛反対されても、一緒になろうとしたが、店の経営はうまくいかず苦しむ彼女を見て親に頼ることを決める。
親を頼ったことで、結局は親の言いなりになってしまった堂島。
潰す前にと、父親の会社も売って、余計なことはしないように・・・と思いながらずっと過ごしてきたのだ。
菊池が持っていたカバンは堂島が渡したものだった
菊池という男は、空き巣に入ったマンションの管理人ともみ合いになり殺害してしまった。
菊池の居場所は若い女性の声でタレコミがあったが、乗り込んだ先のホテルにはいなかった。
しかし高跳びを計画している菊池を捜査一課は逮捕。
薫は、その話を聞き菊池を事情聴取中の部屋へ乗り込む。
薫が、堂島という男が自分の娘と付き合っている菊池に手切れ金を渡し引いてもらおうとカフェで話していたんだと監視カメラの映像を見せながら伊丹たちに話していると、堂島が渡したカバンを見て声をあげる芹沢。
堂島が渡したカバンはすでに警察に押収されていて、そこには5000万が入っていたのだ。
カバンの中には、札束と一緒に落ち葉と土と和紙が入っていたことから、神社にあたりをつけ向かうと、腹を刺され倒れている由季を発見。
そして由季は、菊池の髪の毛であろう金髪の毛を手に握っていた。
堂島に由季の死を告げる
右京は、由季の死を薫から聞き、おもむろに堂島に実の子供と再会したのでしょう、そして由季の遺体が先ほど見つかったこと、殺した菊池がつかまったことなどを話し出した。
全てを知っている右京に驚いた菊池はそもそもなぜ自分に目を付けたのかと聞いた。
右京は、たまたま乗ったタクシーに血の付いたマフラーが落ちていて、何か事件に巻き込まれているのではないかと考えたと答える。
由季の死を自分のせいだと責める堂島
由季の死の真相
堂島は、1か月ほど前に突然自分に実の娘がいることを知り、由季との新しい時間を楽しんでいた。
しかし娘はろくでもない札付きの悪である菊池と付き合っていたのだ。
堂島は娘を守ろうと菊池を呼び出し手切れ金として5000万円を渡すことに。
これで娘は安全だと胸をなでおろしていると、カフェの外で菊池を追いかける由季を見つけた。
そして堂島は由季の後を追いかけることにした。
神社にたどり着くと由季は血を流して倒れていて、抱き上げた堂島に「あんたのせいで」と言い放ち気を失った。
そしてその瞬間堂島に菊池がとびかかり、その拍子に堂島は頭を打ち気を失っていた。
堂島が起きた時にはすでに由季は亡くなっていた。
堂島はバーを最後の晩餐のために訪れていた
だから堂島はすべて自分せいだと思い、タクシーに乗り途中でロープを買った。
そして自殺の準備をした後、カレーを最後の晩餐にしようとバーを訪れたのだ。
ろくでもない人生だったが、娘のために変わろうとした。なのに娘は死んでしまった・・・。
由季は堂島の娘ではなかった
絶望で叫ぶ堂島に「殺されたのはあなたの娘ではない」と唐突に告げる右京。
菊池は空き巣の常習犯で空き巣に入ったマンションの管理人を殺してしまったことをきっかけに交際中の由季の家に身を隠していた。
その盗品リストの中にあった未開封の封筒を由季は利用して、自分を実の娘だと堂島に近づいたのだ。
未開封ということは持ち主は内容を知らないことになる。
由季は中身の手紙と婚姻届けをみて、表の名前だけを自分の名前に変えた。
つまり由季は菊地の盗品を利用して堂島に近づいただけで、堂島の実の子供ではなかった。
由季と菊池は堂島から受け取った5000万で高跳びを計画していたのだが、由季は菊地が一人で使おうとしていると思い奪いかえそうとして殺されたという結末。
その事実に再び絶望する堂島。
堂島は大事に思ってくれている人の存在に気付いた
何もなかったんだと落胆する堂島に、さらに話を続ける右京。
空き巣の被害にあった人の名前は「久保ミツル」。
未開封の封筒の持ち主だった人だ。
久保・・・ミツル?とどちらも聞いたことのある名前にふと止まる堂島。
右京が確認したところ、バーテンダーのミツルの本名は久保充。
堂島が通っていたバーの店長は堂島の実の息子だった。
ミツルは母親の幸せな記憶をもとに店を開いた
右京がなぜここに店を開いたのか?と聞くと、ミツルは1年前に亡くなった母親がむかしこの辺に住んでいたという話を聞いたからと話した。
母親がその話をするとき幸せそうだったとさらにいった。
バーの名前もそこから付けたのだ。
自分の周りの幸せに気付いた堂島
堂島は不幸な終わりだと思っていた過去を相手は幸せに思っていたのだとやっと気づいた。
右京は、チャップリンの映画のエンディングも人生の価値も自分次第ということですと堂島に告げる。
その時バーに薫がやってきて、堂島にクラブのママからの伝言があると言い出した。
「あなたには幸せになってほしいし、悩みなら私が聞いてあげるから」
前の彼女であるクラブのママからも心から心配されていたことを知る堂島。
やっと自分自身が大事なまわりの人のことを見ようとしていなかったと悟った堂島。
実の息子と肩を並べてカレーを食べる堂島
堂島はついに息子と肩を並べてカレーを食べた。
そしていままでどうしてもわからなかった隠し味に気付いた。
それは充の母親と2人で暮らしていた時にも飲んでいた梅酒。
右京たちは、親子の時間が終わるまで外で待つのでした。
4話みんなの感想とレビュー
4話の感想
親子の再会に感動
完全に堂島の実の子供は「娘」と思い込んでいたので、バーテンダーの充とわかった時にえー!とバカみたいな声を出してしまいました。
そしてその瞬間、親子の再会だ!と胸が熱くなりました。
最後の親子でカレーを食べるシーン。
しかもその隠し味は、ずっと堂島が大好きだった彼女のレシピで作られた梅酒。
切ない話が多かったので、4話で少しほっこりできる話が来て本当によかったです。
今度カレー作るときは梅酒を隠し味に使います!
美和子スペシャルがヤバそう
最後にちらっと映った薫ちゃんの奥様の特製メニュー。
すっごく青色でした・・・。
こちらもカレーっぽいですね!
色だけで食欲が失われそうな食べ物ですが、一体何で味をつけているのでしょうか!?
でも薫ちゃんにとっては深い思い出の味として残っていくんでしょうね
4話みんなの感想
4話のネタバレと感想まとめ
今回は、いかにも相棒という雰囲気の話でした。
1話~3話はかなり重めの話でしたし、特に3話は救いようのない感じだったのですが、今回は最後に親子の再会に感動できる話でよかったです。
チャップリンの映画の話もとてもよかったです。
結局起きた出来事はどう解釈するかで大きく変わる。
同じことでも幸せと思うか不幸と思うかは自分次第ということです。
堂島さんもこれからは周りや自分の幸せに目を向けて生きていってほしいなと思いました。
前回のお話
ドラマ「相棒season21」第3話あらすじ・ネタバレと感想!
次回のお話
「相棒21」5話あらすじ・ネタバレと感想
全話のネタバレはこちら
相棒Season21 ドラマ全話のネタバレとあらすじまとめ!見どころは?