第2話では諏訪野先生は外科での研修。
胃がんと診断された患者 近藤玄三に手術の説明をしますが、手術をしないと言ったり、腹部を切りたいといったり二転三転。
それは孫の大学進学費用を保険金で賄うためでした。
その事実を諏訪野は発見し、冴木に伝えます。
冴木は開腹手術することを決め、「ガンは少し進行していたという診断だが、手術で切り取ったので完治と言える」と患者と家族に伝えました。
諏訪野は本当にガンは進行していたのか?と疑いましたが、冴木先生は自分の診断を疑うのか?と一言。
この流れにもしかして冴木先生は患者のために開腹手術と虚偽の診断を下したのではないか?違法なのでは?との声が出ています。
今回は冴木先生の診断に対する反応や、実際に何罪となるのかをまとめました。
キャストまとめ
ドラマ「祈りのカルテ」キャスト相関図まとめ
全話のネタバレまとめ
ドラマ「祈りのカルテ 」全話・最終回までのネタバレとあらすじまとめ 原作や出版社は?
冴木先生の診断に対するネットの意見
保険金詐欺なのでは?
冴木先生の優しさに感動
医療保険のシステムは複雑
ドラマ祈りのカルテの冴木先生が問われる可能性のある罪
虚偽診断書作成罪
虚偽診断書等作成罪とは、医師が公務所に提出すべき診断書・検案書・死亡証書に虚偽の記載をした場合に成立する犯罪です。
https://www.yokohama-roadlaw.com/glossary/cat/post_369.html#:~:text=%E8%99%9A%E5%81%BD%E8%A8%BA%E6%96%AD%E6%9B%B8%E7%AD%89%E4%BD%9C%E6%88%90%E7%BD%AA%E3%81%A8%E3%81%AF%E3%80%81%E5%8C%BB%E5%B8%AB%E3%81%8C,%E5%86%86%E4%BB%A5%E4%B8%8B%E3%81%AE%E7%BD%B0%E9%87%91%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
虚偽診断書等作成罪は、刑法160条に規定されています。
虚偽診断書等作成罪の刑事罰は、3年以下の禁錮または30万円以下の罰金です。
もし冴木先生が切り取った1部をまた調査し、粘膜下層まで至っていないとわかれば嘘の診断書を作ったことになります。
つまり冴木先生は、虚偽診断書作成罪に問われます。
しかしこの事実を知っている人は諏訪野先生のみ。
しかも諏訪野先生も結局はわかっていませんし、冴木先生は詳しいことは何も言わず「私の診断にケチをつけるのか?」と聞いただけ。
これでは証拠不十分になる可能性が高いと思います。
保険金詐欺で詐欺罪
保険金詐欺罪という正式な罪名があるわけではなく、刑法第246条に規定されている「詐欺罪」に該当し得る行為であり、同罪で有罪となれば10年以下の懲役刑を受けることとなります。
https://keiji-pro.com/columns/371/
また、保険金詐欺は被害額が高額になるケースも多く、被害額が大きければ初犯でも実刑判決を受けて刑務所に収監される可能性も十分考えられます。
保険金詐欺はかなり罪の重い犯罪です。
虚偽の診断書によって保険金が下りたならば保険金詐欺となります。
この場合は、患者さんではなく冴木先生が問われることになるはずです。
たしかに患者さんは結局先生の話を聞いて素直に信じてるだけだもんね
冴木先生は実際には保険金を貰っていないのに詐欺罪になってしまう可能性が!
一番よくありそうなのは、医者と患者が結託して保険金が下りるように仕組むこと。
色々リスクすごいなぁ・・・。
現実に違法性の証明はほぼ不可能
今回のケースでいうと証明するのはかなり難しくなると思います。
冴木先生は、お金を受け取ったわけでもないのでお金のために詐欺を働いたという動機もありません。
結局何のためにやったのか?と問われても、患者は関係なく正しい診断だったというのみでしょう。
また開腹手術で取り除いた部分は、廃棄されているのではないでしょうか?
そうなってしまうとそれこそ証拠はどこにもありません。
まとめ
ぼかして描かれていたとはいえ一歩間違えば完全にアウトだった冴木先生の行為。
ただ患者さんはがんの診断が下りたときに「よっしゃー!」と声を上げていましたね。
詐欺をお願いしたわけではなく、診断にかけていただけ。
結果は冴木先生と神のみぞ知るです。
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